【初心者向け】個人年金保険の選び方|ロードマップで簡単に決まる!
個人年金保険は、将来の安定した経済的な生活を築くために重要な手段です。
しかし、多くの保険商品が市場に存在し、選ぶ際には慎重な検討が必要です。
本記事では、個人年金保険の選び方を初心者向けに分かりやすく紹介していきます。
以下はこれから説明する初めて個人年金保険のを選ぶ際のロードマップです。
「定額型個人年金保険」「変額型個人年金保険」のどちらかを選択する
「標準型個人年金保険」「トンチン型個人年金保険」「円建て個人年金保険」「外貨建て個人年金保険」の4種類からさらに選択する
実際に選択した個人年金保険にはどんな商品があるのかを見てみる
「保険料の支払い方法」「年金の受け取り方法」をチェックする
まずは運用方法を2種類から選ぶ!
個人年金保険を選ぶ際、はじめに気にするべきことは、「個人年金保険のどの種類(運用方法)を選ぶか」ということです。
個人年金保険って1種類だけではないの?
個人年金保険には大きく2種類あり、それぞれに特徴があります。
- 定額型個人年金保険
- 変額型個人年金保険
2種類の個人年金保険についてそれぞれ説明していきます。
定額型個人年金保険とは?
定額型の個人年金保険は保険料を保険会社が独自で運用し、契約した時からリターンが分かります。そのため、元本割れを起こすことはありません。
その反面、ローリスク・ローリターンでインフレ対応が難しく、大きな利益が見込めません。
こんな人におすすめ!
銀行に預けるのは利率が悪いけど、絶対に保険会社に預けたお金を減らしたくない!
変額型個人年金保険とは?
変額型の個人年金保険は保険会社に預けたお金の運用方法は契約者自身で金融商品を指定し、その収益結果により将来受け取れる年金額が変動する商品です。
ハイリスクハイリターンで投資信託に近く、元本割れが起きる可能性もありますが、インフレにも対応ができうまくいけば大きな収益を得ることができます。
こんな人におすすめ!
元本割れは理解した上で、できるだけ収益が見込める商品にお金を預けたい!
さらに運用方法を2種類から選ぶ!
ここまでで個人年金保険の中でも定額型か変額型か選択することができたでしょうか?
元本割れしたくないし、定額型かな?
定額型と変額型の中にはさらに2種類あります!まずは選択した個人年金保険へ進みましょう。
定額型個人年金保険はさらに2種類ある!
定額型の個人年金保険にはさらに2種類あります。
- 標準型個人年金保険
- トンチン型個人年金保険
標準型はその名の通り「スタンダード」な定額型個人年金保険です。利率も決まっており、定額型個人年金保険の基本が抑えられた商品です。
対してトンチン型は死亡払戻金を標準型の個人年金保険より低く設定することで、利率を標準型より高く設定されています。
定額型の個人年金保険は受け取れる年金が少ないのがデメリットですが、それを補えるトンチン型の個人年金保険が受け取りの年金が多くおすすめです。
さあでは定額型個人年金保険を選ばれた方は、さらにこの2種類から選びましょう。
変額型個人年金保険はさらに2種類ある!
変額型の個人年金保険にはさらに2種類あります。
- 円建て変額個人年金保険
- 外貨建て変額個人年金保険
円建てと外貨建ては、「日本円」で運用するのか、「ドル」や「豪ドル」などの外貨で運用するのかという判断になります。
円建ては日本円で運用していくため、わかりやすく運用でき、外貨建てと比較しても為替リスクを回避することができます。
対して外貨建ての場合は、為替リスクの兼ね合いも発生してくるため、かなりリスクの高い商品となっていますが、リスクを補うような特約も出てきており、外貨建てもおすすめです。
さあでは変額型個人年金保険を選ばれた方は、さらにこの2種類から選びましょう。
どんな商品があるか見てみる!
さあ「標準型個人年金保険」「トンチン型個人年金保険」「円建て個人年金保険」「外貨建て個人年金保険」のどれを選びましたか?
わたしはトンチン型個人年金保険を選びました!
ではどんな商品があるか見ていきましょう!
- 標準型個人年金保険の商品例
みらいのカタチ(日本生命)、たのしみワンダフル(住友生命) - トンチン型個人年金保険の商品例
年金かけはし(明治安田生命)、ながいき物語(第一生命) - 円建て変額個人年金保険の商品例
ライフロード(JA共済)、SOVANI(ソニー生命) - 外貨建て変額個人年金保険の商品例
つみたてねんきん2(ニッセイウェルス生命)、外貨建こだわり個人年金(マニュライフ生命)
他にも個人年金保険の商品は様々ありますが、自分が選んだ個人年金保険はどんな商品があるのかを確認しましょう!
細かい内容は当サイトのカテゴリー欄もしくは検索タブから調べることができます。公式ホームページもご覧ください!
最終チェックポイントを2点確認する!
さあここまでである程度どのような個人年金保険がよいか選択肢ができたと思います。
それぞれの商品には一長一短があるため、細かい内容や特約は対応している代理店に相談いただいたほうが良いですが、最後のチェックポイントをここでは紹介します。
最終チェックポイントは2点です。この2点も確認してどの商品にするか選んでみましょう!
- 保険料の支払い方法
- 年金の受け取り方法
保険料の支払い方法について
保険料の支払い方法は主に2つの方法があります。
- 分割払い:月払い・半年払い・年払い
分割払いの中にも年金建(受け取る年金額で保険料を決める方法)と保険料建(保険料の支払額や支払期間で年金額が決まる方法)の2種類がある - 一括払い:総保険料を一括で支払う
その他にも保険料をクレジット決済ができる保険会社もあれば、銀行引き落としを対応している保険会社などがあります。
あなたに合った保険料の支払い方法ができる保険会社、商品を選んでいきましょう。
年金の受け取り方法について
年金の受け取り方は主に2種類あります。
- 終身年金
生きている限り年金が受け取れる。年金の受け取りを開始してから一定期間(10年など)は死亡しても遺族に年金が支払われる「保証期間付終身年金」や夫婦の両方が死亡するまで年金が受け取れる「夫婦年金」などがある。 - 確定年金
年金の受け取り開始から、生死に関係なく5・10・15年など一定期間受け取れる。
年金の受け取り方法も商品によって違うので、どんな年金の受け取り方がしたいかということで商品を選んでいきましょう。
まとめ:初めての方向け個人年金保険の選び方について
個人年金保険は安定的に資産を築くうえで非常に汎用性が高い商品です。
今回はロードマップで紹介していきましたが、それぞれの商品に独自の制度や特約があるため、一度代理店やファイナンシャルプランナーに相談いただくと良いでしょう。
あなたに合った個人年金保険を選ばれることを心よりお祈りします!