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安心保険プラスⅢスーパーの評判は?保険料は高い?元損保社員が解説

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賃貸物件にお住まいの方は、必ずと言っていいほど火災保険の契約をお願いされていると思います。

今回は賃貸用の火災保険の中でも全管協(全国賃貸管理ビジネス協会)の安心保険プラスⅢスーパーについて徹底解説していきます。

ちなみに全管協は他にも安心保険プラスⅡスーパーや安心保険プラス・スーパーという商品を売っていましたが、現在は新規でのお引き受けを停止しているようです。

この記事で分かること
  • 安心保険プラスⅢスーパーの評判やメリット・デメリット
  • 安心保険プラスⅢスーパーは保険料が高いのか

では全管協の安心保険プラスⅢスーパーについて元損保社員が徹底解説していきます!

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安心保険プラスⅢスーパーの評判は?

まずは全管協の安心保険プラスⅢスーパーを元損保社員がパンフレットやホームページから読み取ったメリット・デメリットを紹介していきます。

安心保険プラスⅢスーパーのメリット!

安心保険プラスⅢスーパーのメリットは補償内容の手厚さです。

通常の補償内容とは別で入居者が入居物件でお亡くなりになったことで清掃が必要となった孤独死(特殊清掃・遺品整理)なども補償対象としています。

また地震補償もオプションですが付帯することが可能です。

以下は地震補償の内容です!

安心保険プラスⅢスーパーの地震災害一時金特約

お支払いする保険金の額:1事故につき30万円(定額)

払込方法保険期間特約保険料
一括払い2年4,000円
1年2,250円
公式ホームページより

ただし、入居物件の属する建物が地震等による損害により全壊または大規模半壊となった場合で、自治体発行の「り災証明書」が必要となります。

安心保険プラスⅢスーパーのデメリット!

安心保険プラスⅢスーパーは家財補償の補償内容の中に「破損・汚損(不測かつ突発的な事故)」」が含まれていません。

破損・汚損とは?
不測かつ突発的な事故(破損・汚損など)とは、予測不可能な事故(繰り返し同内容の事故が発生する場合を除く)で、事故の原因や事故日がはっきりしている事故です。

「破損・汚損」のお支払い例

家財補償の「破損・汚損」のお支払い例

  • 子供が室内でボール遊びをしていたら、テレビにぶつかって壊れた
  • 皿を落としてしまい割れた

子供がいる家庭の多くはこの「破損・汚損」の補償内容を必要としている場合が多いですが、安心保険プラスⅢスーパーには付帯されていないため、注意が必要です。

少額短期保険の多くは「破損・汚損」の補償が付帯されていないため、この補償がほしいのであれば、損保ジャパンなどの大手損保がおすすめです!

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安心保険プラスⅢスーパーは保険料が高い?

安心保険プラスⅢスーパーは保険料が「若干高い」と言われています。

実際に他社の商品と保険料と比較してみましょう!

安心保険プラスⅢスーパーの保険料は?

まずは安心保険プラスⅢスーパーの保険料を見ていきましょう!

※スマホの方は横にスワイプできます。

コースSABCDE
家財補償300万円400万円500万円600万円700万円800万円
借家人賠償3,000万円
修理費用100万円
年間保険料9,750円11,000円12,250円13,500円14,750円16,000円
公式ホームページより

最安の保険料はSコースの地震災害一時金特約なしタイプで、年間保険料9,750円となっています。

ではこの保険料が高いのか安いのか、他の保険会社を見ていきましょう。

他社の保険料と比較してみた!

では比較的安いと言われている日新火災の「お部屋を借りるときの保険」を確認していきましょう。

同じように日新火災のお部屋を借りるときの保険でも見積もりを作成しました。

お部屋を借りるときの保険年間保険料:6,000円
家財補償300万円
借家人賠償責任2000万円
借家修理費用300万円
個人賠償責任1億円
被害事故法律相談費用30万円
日新火災公式ホームページより

お部屋を借りるときの保険の最低の保険料は2023年時点で年間4,000円となりますが、今回は安心保険プラスⅢスーパーに近い補償内容に設定しています。

家財補償を安心保険プラスⅢスーパーのSコース同様に300万円とした場合は年間の保険料が6,000円となりました。

また、保険料が若干高いと言われている「シャーメゾンライフ GUARD」も見ていきましょう。

契約タイプ150S250S500S750S
家財保険金額150万円250万円500万円750万円
修理費用保険金額100万円100万円100万円100万円
入居者賠償責任保険金額
個人賠償責任保険金額
1,000万円1,000万円1,000万円1,000万円
2年間の保険料15,200円17,800円24,300円30,800円
シャーメゾン少額短期保険公式ホームページより

これは独自で見積もりを作成したため、参考程度にしていただき、契約をするときは必ず代理店で再度見積もりを作成してください

最低の保険料は2023年時点で2年間15,200円となっており、年間7,600円の保険料となっています。

ただし安心保険プラスⅢスーパーのSコースの家財補償300万円に近いのは契約タイプ250Sで、年間8,900円(2年間で17,800円)となります。

安心保険プラスⅢスーパーと保険料のみで他社と比較したところ、若干高く設定されています。

もちろん補償内容もひっくるめて比較検討していく必要がありますが、保険料をとにかく安くしたい人には不向きといえます。

他社の補償内容と比較してみた!

つづいて他社の補償内容と安心保険プラスⅢスーパーを比較してみました。

安心保険プラスⅢスーパー
年間保険料9,750円
お部屋を借りるときの保険
年間保険料6,000円
  • 家財補償:300万円
  • 借家人賠償責任:3000万円
  • 借家修理費用:100万円
  • 個人賠償責任:3000万円
  • 臨時費用保険金:100万円
  • 残存物取片づけ費用保険金:30万円
  • 失火見舞費用保険金:被災世帯数×20万円
  • 地震火災費用保険金:15万円
  • ドアロック交換費用保険金:3万円
  • ピッキング防止費用保険金:3万円
  • 賃借費用保険金
  • 家財補償:300万円
  • 借家人賠償責任:2000万円
  • 借家修理費用:300万円
  • 個人賠償責任:1億円
  • 被害事故法律相談費用:30万円

日新火災の「お部屋を借りるときの保険」と補償内容だけを比較すると安心保険プラスiiiスーパーの方が補償内容が手厚いように見受けられます。

まとめ:安心保険プラスⅢスーパーの評判は高い?

全管協をグーグルマップで調べたところ、「電話対応」についてや「補償内容」の苦言が確認できました。

しかし私自身ホームページなどで安心保険プラスⅢスーパーの補償内容や免責事項を確認しましたが、決して他社に見劣りする補償内容でもなく、保険料も標準レベルだと思います。

支払えないことに対する憤りなどがある方はネットに書き込まれやすいこともあるため、しっかりと補償内容や保険料を他社と比較し、その商品の本質を確認することが大切です。

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ABOUT ME
元損保社員のつぶやき編集部
【経歴】2012年に損害保険会社に中途入社⇨火災保険損害サービス課で8年間勤務⇨損害保険会社を退職後、実家を継ぐ【資格】ファイナンシャルプランナー2級/アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー(AFP)