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チューリッヒのネット火災保険のメリット・デメリットは?評判を元損保社員が徹底解説!

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チューリッヒ保険はこれまで賃貸用の火災保険しかありませんでしたが、2022年3月より持ち家の火災保険として「チューリッヒのネット火災保険」の販売を開始しました。

今回はチューリッヒのネット火災保険についてメリットやデメリット、評判を元損保社員が徹底解説します。

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チューリッヒのネット火災保険のメリット!

チューリッヒのネット火災保険のメリットは以下の通りです。

  1. 保険料が割安!
  2. 会社としての信用度が高い!
  3. すべてネットで契約まで可能!

では早速説明していきます。

メリット1:保険料が割安!

チューリッヒ保険会社は、代理店をもっておらず、保険会社が直接契約者とやり取りをすることになります。

そのため、代理店等の中間コストが抑えられ保険料がお手頃な価格となっています。

試しに以下条件でチューリッヒのネット火災保険を見積もりしてみました。

見積条件

保険対象の所在地:東京都
住宅の種類:一戸建て
建物構造:H構造(非耐火構造)
建築年月:2023年1月
保険始期日:2024年10月31日
水災補償等地:1等地(一番水災リスクが低い)
建物:3,000万円(地震:1,500万円)
家財:1,000万円(地震:なし)
オプション特約:なし

火災保険保険料:年払41,400円
地震保険保険料:年払55,500円

見積についてはお住まいの地域や契約する年によって金額が変わるため、是非一度見積もりをしてみてください。

チューリッヒ保険会社でも見積もりができますし、火災保険一括見積サイトでも見積もりが可能です。

メリット2:会社としての信用度が高い!

チューリッヒ保険会社は会社としての財務格付が高く、会社としての信用度も高いというのがメリットになります。

スタンダード&プアーズ(S&P)による保険財務力格付では「AA / Stable」と財務面から見た信用力は高くなっています。

日本の損害保険会社の中で一番大きい東京海上日動が「A+」になるため、それよりも高い財務体質となります!

また、2023年にHDI-Japanによる格付では以下の3点が最高評価の三つ星を獲得しています。

  • 問合わせ窓口(電話対応)格付け
  • Webサポート(ウェブサイト)格付け
  • クオリティ格付け(センター評価)

このことからも、財務面・サポート面における評価は高く、比較的安心して火災保険を契約できる会社といえます。

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メリット3:すべてネットで契約まで可能!

チューリッヒのネット火災保険はネット専用商品のため、郵送のお手続きは不要で、スマートフォンやパソコンで、スピーディにお手続きいただけます。

契約に関しては以下の3ステップとなります。

  1. お見積り・お申込み(書類のアップロード)
    ネットでお見積り内容を確認した後、必要書類をアップロードしてお申込み
  2. 引受け内容のご連絡
    提出した書類を元に引受け内容をチューリッヒが確認
  3. ご契約成立~補償スタート
    お申込み手続き用のEメールが届き、保険料の支払い手続きをした後、補償スタート

代理店が介入していないため、契約判断や申し込み手続きも全てチューリッヒが対応しています。

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チューリッヒのネット火災保険のデメリット!

チューリッヒのネット火災保険のデメリットは以下の通りです。

  1. 基本補償を選択することができない!
  2. 破損・汚損の補償がない!
  3. 火災保険の支払い実績が少ない!

では早速説明していきます。

デメリット1:基本補償を選択することができない!

チューリッヒの火災保険は、補償内容を細かくカスタマイズすることができません。

基本補償としては以下の補償内容が自動セットされます。

火災・落雷・破裂・爆発、風災・雹災・雪災、建物外部からの物体の飛来、衝突など、漏水・放水・溢水による水漏れ、騒擾・労働争議など、盗難、水災、地震火災費用、残存物取片づけ費用、損害防止費用、失火見舞費用

火災保険は一般的に複数のプランから選択するパッケージ型か、補償内容を1からカスタマイズする自由プラン型の2種類がありますが、チューリッヒのネット火災保険はプランが1つしかないため、どちらにも該当をしません。

補償のカスタマイズができないという点はデメリットだけではなく、メリットも存在します!

おすすめできる人
おすすめできない人
  • どの補償を選べばいいかわからない方
    補償内容を検討するのが面倒な方
    補償内容はしっかりと1から10まで契約したい方
  • 不要な補償は契約したくない方

デメリット2:破損・汚損の補償がない!

チューリッヒのネット火災保険は「破損汚損等(不測かつ突発的な事故)」の補償がありません。

破損・汚損補償とは?
うっかり起こしてしまった偶然な事故により損害に対して、保険金が支払われる補償のこと

以下は実際に火災保険の破損・汚損で補償される事例です。

  • 家で机を運んでいる際に壁に机をぶつけて、壁を破損させてしまった
  • 子どもが室内でおもちゃを投げ、テレビの液晶部が割れてしまった
  • 掃除中にテーブルを運んでいて、誤ってガラスを割ってしまった
  • 手に持っていた物を落として、床を破損してしまった
  • 誤って棚から食器を落とし、割ってしまった

うっかり壊してしまった場合というのは補償範囲が広く、幅広いリスクに備えることができます。

実際に破損・汚損の補償は事故件数が多く、あいおいニッセイが受付した事故件数割合では平成28年~令和2年の間で事故件数全体の24.2%が破損・汚損の被害だったというデータもあります。

引用元:あいおいニッセイ公式ホームページより

特に子育て世代は、子どもが物を壊してしまうケースが多いため、契約をおすすめしますが、チューリッヒのネット火災保険は破損・汚損自体の補償がないのがデメリットになります。

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デメリット3:火災保険の支払い実績が少ない!

チューリッヒ保険会社自体の歴史は古く、1872年にスイスで誕生しました。

しかし、日本支店を開設したのは1986年、持ち家用の火災保険「ネット火災保険」を販売し始めたのが2022年と、まだ最近の話です。

火災保険としての支払い実績は、他社に比べるとまだ少なく、口コミもまだネット上に少ないため、未知数な部分が大きいというのが正直なところです。

そもそもチューリッヒ保険会社は「自動車保険」が強く、2024年の価格ドットコムの自動車保険満足度ランキングでは第4位と高評価となっています。

ただし、2022年より前から少額短期保険として賃貸用の家財保険を販売していたため、全くの実績がないわけではありません!

ある程度の火災保険支払い実績や口コミや評判を確認したいという方にはデメリットとなります。

まとめ:チューリッヒのネット火災保険について

チューリッヒのネット火災保険は2022年に販売されたばかりということもあり、インターネット上に情報が少ないため、契約を迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

当サイトとしてチューリッヒのネット火災保険をおすすめするのは、

  • できるだけ保険料を抑えたい方
  • 補償は必要最小限で良い方
  • 補償内容を選ぶのが面倒な方
  • 信用度も高い会社を選びたい方

このような方にチューリッヒのネット火災保険はおすすめであると考えています。

もしも、契約するか迷われているのであれば、火災保険一括見積サイトでも見積もりが可能であるため、他社の火災保険と比較検討してみてはいかがでしょうか。

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元損保社員のつぶやき編集部
【経歴】2012年に損害保険会社に中途入社⇨火災保険損害サービス課で8年間勤務⇨損害保険会社を退職後、実家を継ぐ【資格】ファイナンシャルプランナー2級/アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー(AFP)