ここでは火災保険請求で必ず必要な書類の一つである「修繕の見積書」について解説していきます。
特に修理業者の見積書で困ってしまうことは・・・
- 見積書ってどこで取ればいいかわからない。
- どんな見積書を作るべきなの?
- 修理業者の見積書が高かった場合はどうなるの?
- ちゃんとした修理業者に修理をお願いしたいけど、どこにお願いすればいいの?
- 相見積もり(複数業者から見積もりを取る)をする必要はある?
今回はこんな見積書についての疑問に元損保社員の立場から答えていきます!
Contents
火災保険の申請の時に業者の見積書は必要?

火災保険の申請の際には基本的に見積書は必要です。
見積書がないと、実際の工事でいくらかかるのかわからず、保険会社がいくら払えばいいかわかりません。
ただ保険会社によっては鑑定会社と提携しており、見積書を作成してくれたり、地震の時は罹災証明書(被災証明書)で判断したりと、見積書が必要のない場合もあります。再度申請の際に契約している保険会社に聞きましょう。
見積書の金額は全額火災保険で支払われるの?
火災保険で見積書の金額は全額支払われる可能性はあります。
しかし、契約している火災保険の内容や、見積書が妥当か、免責金額を保険金から差し引くかにより保険金の支払額は変わってきます。
例えば県民共済(府民共済、都民共済)は風災被害の場合、契約上見舞金のみの支払いとなっています。そのため、契約している保険会社により全額支払われるか、一部支払われるか、一切支払われないか変わっていきます。
全額保険金で賄われることもあるんだね!
見積書の金額が高額の場合はどうなる?
保険会社が見積書の金額を高額と判断した場合は、保険会社の鑑定員が現地調査する、もしくは書類での鑑定が行われます。
多くの見積書は問題ないと判断されますが、特に悪徳業者や火災保険申請代行サービスを利用されている方は、見積書の金額が高額になっているケースが多々あります。
当サイトでは火災保険請求の代行サービスの利用は反対ですが、最終的に判断するのはあなたです。もし利用されようとしている方は一度下記の記事を読んでください。

もしも保険会社から現地鑑定と言われた場合は、何か問題があったということです。
元損保社員が教えたい見積書作成の3つのコツ
- 見積金額が安ければいいというわけではない
- 見積書の作成は優良業者を選ぶこと
- 複数の業者から相見積もりをすること
①見積金額が安ければいいというわけではない
見積書が安ければいいと言うものではありません。見積書が安いと修理業者の質が下がってしまったり、逆に高いと見積書を削減されてしまいます。
そのため、正しい見積書の金額を提出することが1つ目のコツです。
またよくあるのが、風災として認められない箇所の修理も見積書の中に含まれていたりすると、見積書から削減されチェック対象となります。
できるだけ、見積書は今回申請するのみの箇所を見積もりに含め申請しましょう!
②見積書の作成は優良業者を選ぶこと

見積書の作成は優良業者を選ぶべきです。
ただし、一言で優良業者といってもどうやって優良業者を探せばいいか、どんな業者が優良業者といえるのかわかってきています。
今回はなかなか見分け方が難しい優良業者の見分け方の4つのポイントを教えます!
- 火災保険前提ではなく、適用できない場合の提案もしてくれる
- 火災保険が適用できるか分かるまで工事しない
- 丁寧で分かりやすく曖昧な説明にならない
- 相見積もりを取るといっても快く見積もりを作成してくれる
優良業者の見分け方は様々ありますが、まずは業者の人柄や対応を確認しましょう。
「すぐに修理をしないと危険だよ」と言いくるめようとしたり、「ここで契約したらここまで安くやれます」と説明するような修理業者は危険です。親切でこちらの言い分をしっかりと聞いてくれる、そんな業者が理想です。
高圧的な態度を取ったり、修理を焦らせる業者は少し恐怖を感じるよね!
やはり親切、丁寧で理解がある業者がいいね!
また、見積書を出した時の見積書の内容にも注目です。特に危険なのは見積書が曖昧になっていることです。
例えば「屋根をどのぐらい修理するのか」「足場は何平米組むのか」といった見積もりの内容がしっかりとした業者が良いでしょう。見積書が曖昧に工事量一式と記載があるようなザックリとした見積書が出たときはどこまで修理をするのか必ず確認をしましょう。
③ 複数の業者から相見積もりをすること
複数の業者から相見積もりをとることで、修理の妥当な金額がいくらになるのかを判断します。
間違いのない金額を保険会社に請求することで、保険会社から信頼を得ることでき、見積書が削減されることを防ぐことができます。
スーパーの食料品とかだと通常の金額が分かるけど、住宅の修理は高いか安いかわからないな・・・
そのためにも複数から相見積もりを取る必要があるといえます!
特に不親切な業者は相見積もりを取ることを拒みます。
消費者は妥当な金額が分からないことを良いことに選択の余地を無くすことで判断できないようにするためです。そのため、最低でも2~3社は相見積もりを取られることをおすすめします。
火災保険申請の見積書提出は時間をかけるべき
火災保険の請求の際、見積書は「申請のために、とりあえずすぐやってくれる業者で一枚作ってもらおう」と見積書の作成を焦ってしまいがちです。
しかし、見積書の金額は保険金が支払われる金額でもあり、非常に重要な工程の一つです。
焦らずに、相見積もりをとり、しっかりとした業者で間違いのない見積書を提出することで火災保険の請求から修理までを問題なくすすめることができるといえます。
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