レオパレスは火災保険を自分で契約できない？保険料は高い？元損保社員が徹底解説

賃貸物件でレオパレス21に住む場合、指定の火災保険をおすすめされますが、自分で選択し契約することはできないのでしょうか。

今回はレオパレスの火災保険「新・入居者あんしん保険」について元損保社員が徹底解説していきます。

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レオパレスは火災保険を自分で契約できない？

結論、レオパレスの火災保険は自分で別の火災保険を契約することができます。

レオパレスでは個人の入居者の場合「新・入居者あんしん保険」を法人での入居者の場合は「法人用賃貸住宅総合保険」をおすすめされます。

しかし、レオパレスではおすすめされる火災保険以外でも自分で自由に加入できます。

そのため賃貸物件を借りるときは、賃貸用の火災保険を複数社比較し検討することが可能です。

自分で火災保険を契約する場合の必要な補償は？

賃貸用火災保険を自分で契約する場合に最低限必要な補償は2つあります

1. 家財保険
   →自宅の家電類や家具についての補償
2. 借家人賠償責任保険（入居者賠償責任保険）
   →部屋の持ち主である大家さんに対して損害賠償責任が発生した場合に賠償する保険

家財保険はわかるけど、借家人賠償責任保険ってどんなときに使えるの？

例えば自室で火災を起こしてしまった場合、ときに数百万円～数千万の賠償請求される可能性もあります。それを補償するのが借家人賠償責任保険です。

賃貸物件では部屋を壊してしまった場合、入居者が賠償責任を負うことになります。

それを補うのが借家人賠償となり、レオパレスでは入居者賠償責任保険金という名目となっています。

自分で火災保険を契約する場合の注意点は？

賃貸用火災保険を自分で契約する場合は借家人賠償責任保険の補償額に注意する必要があります。

借家人賠償の補償額は管理会社から補償額が決められている場合があります。

レオパレスでは入居者賠償責任保険金が1,000万円で固定されているため、1,000万円契約をする必要があります。

その他にも管理会社から必要な補償や補償額が指定される場合があるため、一度管理会社に問い合わせをすると良いです！

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レオパレスの火災保険「新・入居者あんしん保険」とは？

レオパレスに住むときは、あすか少額短期保険の「新・入居者あんしん保険」をおすすめされます。

あすか少額短期保険はレオパレス21が100％出資している子会社で、レオパレスに住む方向けに作られた火災保険と言っても過言ではありません。

レオパレスに住む方は基本的にこの新・入居者あんしん保険に契約しており、賃貸で必要な補償が詰め込まれています。

レオパレスの火災保険の補償内容について！

レオパレスの火災保険では主に3つの補償で成り立っています。

何が何だかさっぱりわからない…！

たしかに文字だけ読んでもよくわからないですよね！

簡単に要約すると、損害保険金は自分の家財に対しての補償、費用保険金はおまけのようなオプションの補償、入居者賠償責任保険金は大家さんに対する賠償保険です。

レオパレスの火災保険は保険料が高いのか？

あすか少額短期保険の公式ホームページで保険料についての記載があったため、引用します。

これが高いのか安いのかわからない…！

シャーメゾンの火災保険と他社と比較してみた

似たような火災保険でシャーメゾン（積水ハウス）の少額短期保険で比較してみます。

※スマホの方は横にスワイプできます。

レオパレスの火災保険は家財保険金額300万円であるため、シャーメゾンの火災保険の場合は250Sで比較するとよさそうです。

シャーメゾンの火災保険は家財保険金額250万円で2年17,800円、レオパレスは家財保険金額300万円で2年間19,890円とさほど差はないようです。

ただし補償内容に違いがあるため、参考程度にしていただけたらと思います。

詳しくは代理店やあすか少額短期保険へご相談ください。

レオパレスの火災保険のメリットは？

レオパレスの火災保険は補償内容が手広く充実している点が大きなメリットです。

気になる補償内容を2つピックアップしてみました。

• ストーカー対策費用保険金
  ストーカー行為等の規制等に関する法律に基づく申出等を行い受理された場合、対策のために生ずる費用
• 被保険者死亡による復旧費用保険金
  被保険者が借用住宅内で死亡したことによって借用住宅が損害を受けた場合、 法定相続人等がこれを復旧するために必要な費用または支出した遺品整理費用

通常の補償だけではなく、ストーカー対策や自分や家族が自室で亡くなった場合の費用なども保険金が下りるのは、ありがたいのではないでしょうか。

レオパレスの火災保険のデメリットは？

レオパレスの火災保険のデメリットは個人賠償責任保険が1,000万円のみと少額の補償内容である点です。

例えば自転車で通勤中に、他人に接触しケガをさせてしまったり、他人のモノを壊してしまった場合にる利用が可能です。

この個人賠償責任保険は実際問題1,000万円では足りません。

過去に以下のような実例がありました。

事故が起きたのは08年9月の夜。神戸の小学5年生の児童が自転車で暗い坂道を下った際、62歳の女性と正面衝突。女性は頭を強く打ち、脳挫傷の重傷。一命は取り留めましたが、意識障害、四肢拘縮の後遺障害が残りました。被害者側が裁判を起こすと、神戸地裁が自転車事故の加害者に9500万円の賠償責任命令を下しました。

https://president.jp/articles/-/24530?page=1

これは特殊な例ではなく、1,000万円だけでは足りない例があるため、多くの保険会社は補償額を1億円や3億円など高額に設定しています。

そのため、個人賠償責任保険は別の保険で契約するか、生命保険や自動車保険にも付帯できるため、そちらをおすすめします。

まとめ：レオパレスの火災保険は自分で契約できる！

レオパレスの火災保険は自分で別の火災保険を契約することができます。

ただし、何もわからずに自分で契約してしまうと、補償内容や補償額でトラブルが起きる可能性がありことには注意をしなければなりません。

私の個人的な意見では、やはり管理会社から要望があった火災保険を契約したほうが、後々トラブルは少ないのかなと思います。

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ABOUT ME

元損保社員のつぶやき編集部

【経歴】2012年に損害保険会社に中途入社⇨火災保険損害サービス課で8年間勤務⇨損害保険会社を退職後、実家を継ぐ【資格】ファイナンシャルプランナー2級／アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー（AFP）