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火事見舞いの金額はいくらが妥当?被害を与えてしまった場合も想定!

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知り合いや親族、隣家が火災の被害に遭った場合、火事見舞いをお渡しする機会があるかもしれません。

今回は火事見舞金額についてや被害を与えてしまった側(火元)になったときを想定して徹底解説していきます。

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火事見舞いの金額はいくらが妥当?

火事見舞いの平均的な金額相場は、3,000円~30,000円になります。

その他にお見舞いする相手との関係性もあるため、一概に金額が決まっていません。

相手 平均相場
両親、子、兄弟30,000円~
親戚5,000円~
会社関係5,000円~
友人3,000円~
近所の住人3,000円~

火災見舞いは相手の方が目上でも問題なく渡してもよいお金です。

結婚式のような決まった相場はないのが災害見舞いです。

火事見舞いはどのような封筒で渡せばよい?

封筒白封筒
水引なし
のしなし
表書き(上書き)火災御見舞、類焼御見舞、近火御見舞など
表書き(名前)上書きよりやや小さめの文字でフルネーム

封筒は基本的に白封筒が良いとされており、蝶結びの水引がついたのしなどはお祝いのものであるため、失礼とされています。

渡すタイミングは被災があって少し経ってからがよいでしょう。

火をつけてしまった場合の火事見舞いを支払う義務はある?

そもそも自分自身の家から出火したことで隣家に延焼させてしまった場合、火事見舞いや賠償金を支払う義務はありません。

これは失火責任法の中で、「原則として失火者に対して損害賠償責任を問えない。」と定められているためです。

明治三十二年法律第四十号(失火ノ責任ニ関スル法律)
民法第七百九条ノ規定ハ失火ノ場合ニハ之ヲ適用セス但シ失火者ニ重大ナル過失アリタルトキハ此ノ限ニ在ラス

https://elaws.e-gov.go.jp/

でも今後のお隣さんとの関係性に亀裂が入ってほしくないから、いくらか渡したいな…

火元の場合の火事見舞いの金額はいくら?

被害を与えてしまった隣家の損害の程度にもよりますが、火事見舞いの金額は平均10万円~になります。

ただし気を付けなければならないのは、被害を与えてしまった方に火事見舞いを渡した途端、「全額賠償しろ」と言われてしまうこともあります。

失火責任法の中で基本的に賠償の義務は生じないことが明記されているため、全額賠償する義務はありません。

しかしこのようなトラブルを避けるために、菓子折りのみで対応されている方もいらっしゃいます。

火災保険で火事見舞いが払われる!

火災保険の「失火見舞費用」を付帯していれば、自宅の火災で隣家に迷惑をかけたので、関係維持のためにも見舞金を支払いたい場合に利用することが可能です。

失火見舞費用とは?
被災世帯(損害が生じた世帯または法人の数)ごとに保険金をお支払いします。 ただし、お支払いする保険金の合計額には限度があります。

また「類焼損害特約」を付帯していれば類焼先へ法律上の損害賠償責任がなくても、近隣の住宅や家財を補償することも可能です。

類焼損害特約とは?
お住まいからの失火で近隣の住宅や家財に延焼してしまった場合に、法律上の損害賠償責任がなくても、近隣の住宅や家財を補償する特約

ただし類焼損害特約には大きなデメリットもあります。詳しくは以下の記事をご覧ください。

火災保険の類焼損害特約は必要ない!元損保社員が徹底解説「火災保険の類焼損害特約は本当に必要か?」について火災保険専任担当の元損保社員でファイナンシャルプランナーの筆者が個人的意見を述べていきます。類焼損害特約は当サイトでは必要ない特約として今回はまとめています。理由は4つありますが、ここでしかない情報もあります。...

まとめ:火事見舞いの金額について!

今回は火事見舞いの金額について解説していきました。

実際に火災の被害に遭った方は出費も重なってしまい、心に中々余裕が持てません。

是非、皆様のお気持ちで自分の懐事情と相談し見舞金を決めていかれてはいかがでしょうか。

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ABOUT ME
元損保社員のつぶやき編集部
【経歴】2012年に損害保険会社に中途入社⇨火災保険損害サービス課で8年間勤務⇨損害保険会社を退職後、実家を継ぐ【資格】ファイナンシャルプランナー2級/アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー(AFP)
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