これって補償される? PR

水害は保険でいくらもらえる?元損保社員が徹底解説!

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自然災害による水害は、我々の生活や財産に深刻な被害をもたらすことがあります。

そんな中、水害に対する備えとして注目されているのが「水害に対応する保険」です。

しかし、水害保険の補償額や条件については、多くの方が分からない部分ではないでしょうか?

本記事を読めばわかること
  • 火災保険における水害とは?
  • 水害はいくら保険金がもらえるのか?
  • 水害の保険金の算出方法について

では「水害は保険でいくらもらえる?」という問いに元損保社員が解説していきます!※本記事では水害と表記していますが、水災と同義です。

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そもそも火災保険の水害とは?

水害と思い浮かべると、どんな被害を想像しますか?

水による被害・・・雨漏りとか浸水とか津波とか?

実は火災保険における水害は水による被害でも限定された被害を指します!

基本的に火災保険による水害は、台風や暴風雨などにより発生する洪水(こうずい)、高潮、土砂崩れの被害のことを指します。

例えば、台風によって床上浸水したり、暴風雨で土砂崩れが起き、家に土砂が流入した場合に補償対象です。

水害で自宅が浸かることが年々増えてきている!

豪雨による土砂崩れや床上浸水は年々増加傾向であることをご存知でしょうか?

豪雨といわれる時間降水量50mm以上の大雨は、1976~1985年の10年間の年間発生回数が平均174回だったのに対し、2010~2019年では平均251回と、約1.4倍に増加しています。

画像引用元:国土交通省 水管理・国土保全局ホームページ

また、年間の水害被害額も増加傾向となっており、2019年では2兆1,500億円の被害額となっています

画像引用元:国土交通省 水管理・国土保全局ホームページ

近年は「線状降水帯」と呼ばれる積乱雲による大雨が増えており、これは地球温暖化による気温上昇が原因ではないかと言われています。

線状降水帯…最近よく聞く名前ですね!

全国各地で線状降水帯が発生しており、ちょっとした窪地やマンホールや浴槽から水が溢れて床上浸水が起きるなんてことが起きているようです

線状降水帯の増加に伴い、実際に床上浸水被害に遭う家も増えており、令和3年度の国土交通省統計では年間約6,500棟が床上浸水の被害に遭っているというデータもあります。

床上浸水の可能性が高い方は是非水害の補償を付帯されることがおすすめです。

水害保険だけで契約はできるのか?

単独で加入できる水害保険などといったものはありません。

基本的には火災保険の補償に水災(もしくは水害)の補償を付帯する場合に補償されますが、水災補償を付帯すると月々の保険料負担が大きくなります。

以下は水害の保険料例(ソニー損保参考)になります!

基本補償のみ:10,221円/年
基本補償+水災あり:25,704円/年

水害補償は広域で起きる災害で、保険会社から支払われる保険金も高額になるケースが多いため、保険料は高く設定されている傾向があります。

水害の補償が必要でない場合もある!

当たり前ですが、被害に遭わないのであれば水害の補償をセットする必要はありません。

水害被害の可能性が高いことを調べるには様々な方法があります。

水害補償は床上浸水や洪水だけでなく、土砂崩れも対象となっているため、特に山間部にお住まいの方や河川付近や地盤が低い地域にお住まいの方は火災保険の水害補償がおすすめと考えられます。

また、個人的にはマンションの2階以上にお住まいの方は水害補償をおすすめできません。

水害保険を安く契約する方法!

上記からも分かる通り、水害補償は保険料が高額であるとわかると思います。

この水害保険料を安くするべく、東京海上日動や三井住友海上などの火災保険の中には「水災支払限度額特約」※という特約があります。

水災支払限度額特約とは?(三井住友海上「GKすまいの保険」より
水災の事故により損害が発生した場合、支払限度額を建物保険金額または家財保険金額の30%(10%)に縮小して保険金をお支払いします。

水災支払限度額特約は水害の補償額を減らす代わりに、保険料を安くすることができます。

水災の保険料を安くしたいという方は、水災の補償額を変更できる火災保険を検討するのもありです。

水害で保険がいくらもらえるのか?

では実際に水害が起こってしまった場合、保険金はいくらもらえるのかを確認しましょう。

水害は先ほどお伝えした通り、台風や暴風雨などにより発生する洪水(こうずい)、高潮、土砂崩れの被害のことですが、今回は似たような被害も合わせて紹介します。

台風によって床上浸水した場合

台風によって床上浸水した場合、火災保険の水災補償を付帯することで補償対象となります。

各保険会社の制度によって違っていますが、主に3つの方法で水害の保険金が算出されます。

  1. 実損額による補償
  2. 損害額に応じた保険金算出方法
  3. 浸水面積に応じた保険金算出方法

この3つのどれにあたるのかは皆さんの保険会社や代理店に問い合わせていただくと良いです!

実損額による補償についてはご理解いただけると思いますが、「損害額に応じた保険金算出方法」「浸水面積・浸水高に応じた保険金算出方法」については表で説明をしていきます。

損害額に応じた保険金算出方法例

損害の程度が建物の保険価額の30%以上の場合損害の額
床上浸⽔による損害で損害の程度が建物の保険価額の15%以上30%未満の場合保険⾦額×15%(300万円限度)
床上浸⽔による損害で損害の程度が建物の保険価額の15%未満の場合保険⾦額×5%(100万円限度)

損害の程度に応じ、補償額に一定の割合を乗じて算出する方法です。

上記表では損保ジャパンの制度を引用しましたが、保険会社ではこの保険金の算出方法で水害の場合は補償されることが多く、保険会社の一般的な考え方です。

浸水面積に応じた保険金算出方法例

被害の程度損害の程度加入保障額10万円(1口)あたりの共済金/支払限度額
全床面50%以上浸水高150cm以上15,000円/150万円
100~150cm未満10,000円/100万円
70~100cm未満7,000円/70万円
40~70cm未満5,000円/50万円
40cm未満3,000円/30万円
全床面50%未満100cm以上3,000円/30万円
100cm未満1,000円/10万円

浸水高と浸水面積に応じ、補償額に一定の割合を乗じて算出される方法です。

上記表はこくみん共済の火災共済の制度を引用しましたが、自然災害共済に契約があると補償額が多くなるようです。

床上浸水の支払額を浸水高や浸水面積で判断するのは、独自制度で運用している共済に多い考え方です。

台風によって雨漏りをした場合

台風で雨漏りした場合は火災保険の風災(雪災)補償を付帯することで補償対象となります。

風災(雪災)補償とは台風や竜巻、暴風などに伴う強い風が吹くと、屋根瓦が飛んでしまった被害や、大雪で雨樋が歪んでしまった場合に補償されます。

風災(雪災)補償と水災の補償とは全く別の補償になるため、注意が必要です。

雨漏りをした場合、台風や雪を起因とする被害であれば、風災(雪災)補償で対応となります。

地震によって津波で家が流された場合

地震によって津波で家に損壊があった場合は地震保険が補償対象となります。

地震保険の補償内容は以下の通りです。

地震保険の補償内容

全損:保険金額の100%(時価を限度)
大半損:保険金額の60%(時価60%に相当する額を限度)
小半損:保険金額の30%(時価30%に相当する額を限度)
一部損:保険金額の5%(時価の5%に相当する額を限度)

火災保険の保険金額の30%~50%の範囲内で、建物は5,000万円、家財は1,000万円が限度額と決められています。

地震保険は水災補償とは別の補償で、地震保険を火災保険に付帯する必要があります。



地震による火災被害も地震保険で補償され、火災保険では補償されません。

水害で損害の保険金が満額もらえることはないのか?

結論、水害で損害額を満額もらえる可能性はあります。

特に前述で説明してきた中でも「実損額による補償」をする火災保険である場合は、可能性が高いです。

ただし「実損額による補償」でも免責額には注意が必要です。

免責額とは自己負担となる金額のことをいい、例えば免責額10万円の場合、10万円以下の被害額については保険金がおりません。

免責の種類
  • エクセス方式
    免責金額以下の損害については保険金が支払われないが、免責金額を超過する損害については、保険金から免責金額を控除した金額を支払う方式
    (例)保険金10万円-免責金額5万円=実際の保険金5万円
  • フランチャイズ方式
    損害額の全額を支払う方式
    (例)保険金10万円、免責金額5万円だが、実際の保険金10万円

もしも水害で家が損壊してしまったら?

もしあなたの家が水害で損壊してしまった場合、火災保険において最初にやることは2つです。

  1. 保険会社へ被害の連絡!
  2. 修理業者を探し、見積書作成する!

保険会社へ被害の連絡!

まずは保険会社に被害の報告が必要です。

契約している保険会社や代理店に被害の報告をできるだけ早めにしましょう。

被害報告した後の流れは保険会社によって違いますが、被害の状況によってはご自宅を鑑定士が調査する場合があります。

片づけをする場合は、必ず被害の写真を撮っておきましょう。

写真の撮影方法は以下記事で詳しくまとめています!

火災保険申請で写真をどう撮ればいい?写真がない場合は?元損保社員が教えます火災保険申請で写真の撮り方から必要な枚数、写真がない場合までをまとめました。写真を撮れば修理をしてもいいのか。特に多くの方の疑問としてどこをどう撮ればいいの?写真は何枚必要?もう修理してしまって写真がない場合はどうすればいいの?こんな疑問を解決します。...

修理業者を探し、見積書作成する!

保険会社によっては見積書が必要な場合もあります。

また、今後修理が必要になるため、修理する業者を探しましょう。

修理業者が修理前の写真も撮影いただけるのであれば、併せてお願いすると良いです!

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火災保険を申請する方法は別記事で詳しくまとめています!火災保険申請代行業者は利用せずとも自分で申請できるため、是非自分で申請してください。

火災保険の申請方法を元損保社員が教えます|おすすめ業者紹介火災保険の申請方法について元損保社員がどこよりもわかりやすく簡単に教えます。火災保険の申請方法だけでなく、保険会社の対応やオススメの業者、おすすめの申請方も情報盛り沢山です。対象になる被災も記載しています。...

まとめ:水害は保険でいくらもらえるのか

結論!

「水害は保険でいくらもらえるのか」ということは各々の保険会社によって補償のされ方が違うが主に以下の3つの保険金算出方法がある。

  1. 実損額による補償
  2. 損害額に応じた保険金算出方法
  3. 浸水面積に応じた保険金算出方法

また、「水害は保険でいくらもらえるのか」の問いの必要な知識は以下の2つです。

  • 火災保険による水害は、台風や暴風雨などによる床上浸水や土砂崩れの被害のこと
  • 地震による津波や台風による雨漏りは火災保険における水害ではない

疑問点や質問があれば是非コメント欄をご利用ください!

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元損保社員のつぶやき編集部
【経歴】2012年に損害保険会社に中途入社⇨火災保険損害サービス課で8年間勤務⇨損害保険会社を退職後、実家を継ぐ【資格】ファイナンシャルプランナー2級/アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー(AFP)
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